リニア労災事故、情報公開対応を軌道修正 JR東海

松下和彦
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 リニア中央新幹線工事での労災事故の情報公開についてJR東海は3日、「考え方を整理して軌道修正した」として、長野県内の報道機関に方針を説明した。「労災事故は原則公表しない」との考えは変わらないとしつつも、「警察発表に関する問い合わせには誠実に応じる」とした。

 豊丘村のリニアトンネル工事で9月8日に起きた重傷労災事故では、警察の報道発表を受けて報道機関が問い合わせたのに対し、JR東海広報部は「労災事故は原則公表しない」として、事故についての説明を拒んだ。

 こうした対応について、「リニア工事は住民の関心も高い」とする県リニア整備推進局から説明を求められ、JR東海は9月16日、今回の方針について県に説明。報道機関への説明も求められたという。

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