佐賀・長崎、二つの「星」めぐる3時間の列車旅 記者が乗ってみた
寺島笑花
JR九州は西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の開業にあわせ、23日から観光列車「ふたつ星4047」を運行する。ふたつ星は、長崎と佐賀の2県を回ることが名前の由来。21日に報道機関などを対象にした試乗会があり、記者も3時間ほどの長崎・佐賀の旅を体験した。
白地に金のラインが映えるレトロな車両。車内は壁や障子戸、テーブルなど至る所に木が使われており、あたたかな雰囲気だ。3両編成で、2号車はサービスカウンターやソファ席が並ぶラウンジになっている。
列車がゆっくりと動き始めた。コンセプトは「西九州の海めぐり列車」。武雄温泉発の午前便は有明海、長崎駅発の午後便では大村湾を沿うように走り、西九州エリアをまるごと楽しめる。
この日、記者は長崎から乗車した。列車に揺られること30分。海が見えてきた。四方をほぼ陸に囲まれた大村湾は、静かな波が琴の音に似ていることから「琴の海」とも呼ばれる。
穏やかな海に見とれていると…
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