多様な性を訴えて札幌でレインボーパレード 雨天でも華やかに

日浦統

 多様性を認めあう社会の実現を目指す「さっぽろレインボープライド」のパレードが18日、札幌市中央区の大通公園周辺であった。一般も参加するパレードは2年ぶりで、小雨の降るなか、国内外からLGBTQなど性的少数者の当事者や支援者ら約800人が集まった。参加者は多様性を象徴するにじ色の旗やプラカードを掲げ、ビートにあわせながら練り歩いた。

 実行委員会によると、パレードは1996年に始まり今年で26回目。国内では東京に次いで2番目に古い歴史をもつ。

 今年のパレードでは、多様性を象徴する色とりどりのシャボン玉を飛ばしながら行進した。5回目の参加という札幌市在住のノブカさんはトランスジェンダーで、数年前に家族や職場にカミングアウトしたという。「隠れている当事者はまだまだ多い。パレードはそんな人たちが自分のために自分らしく生きるためのきっかけになる」と話していた。(日浦統)…

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この記事を書いた人
日浦統
北海道報道センター|行政キャップ
専門・関心分野
「課題先進地」北海道の社会経済、再生可能エネルギー