穀物の輸出船8隻、ウクライナに到着 ズミイヌイ島奪還で経路を確保

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佐藤達弥

 ウクライナ海軍は11日夜、同国の港に、穀物を輸出するための外国船8隻が到着したと発表した。ロシア軍の侵攻によって港の封鎖が続いていたが、黒海の制海権の鍵を握ると言われるズミイヌイ島をロシア軍から奪還し、一部の水路が使えるようになったという。

 ウクライナ海軍によると、8隻は隣国ルーマニアとの間を流れるドナウ川と黒海の経路を航行し、海軍が輸送の安全確保にあたるという。

 ウクライナの港の大部分は依…

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この記事を書いた人
佐藤達弥
国際報道部
専門・関心分野
昭和史、ジェンダー、中東・ロシア
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    服部倫卓
    (北海道大学教授=ロシア・東欧)
    2022年7月13日11時4分 投稿
    【視点】

    海港を使用できなくなっているウクライナにとって、貨物輸送の最後の命綱となったのが、対ルーマニア国境を流れるドナウ川の港湾だった。レニ港、イズマイル港が挙げられる。普段は目立たない存在ながら、今まさに脚光を浴びている。 レニ港、イズマイル港

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