第3回取りやすいところを取った維新 「改革」政党の立ち位置維持できるか
議席を倍増させた日本維新の会。しかし、神戸大学教授の砂原庸介さんは「大きく党勢が伸びた印象はない」と言います。維新の会を支持しているのはどんな人たちなのか。国政政党としてさらに伸びていけるのか。維新の会の今後を展望してもらいました。
1978年生まれ。専門は地方政治。著書に「大阪」「分裂と統合の日本政治」「新築がお好きですか?」など。
日本維新の会は議席を倍増させましたが、昨秋の衆院選と比べてそこまで大きく党勢が伸びた印象はありません。
取れそうもなかった選挙区で勝ったなら躍進という感じがしますが、今回は取りやすいところを確実に取りにいったようにみえます。改選前の2倍の12議席が目安だったと思いますが、大阪の2議席と兵庫の1議席は堅い。京都、愛知、東京、神奈川のうち1、2議席を取り、比例で前回の立憲民主党の8議席を上回ればいいという戦略だったのではないでしょうか。堅実な選挙だったと思います。
昨年1月、自民党、立憲民主、維新について、政治的な右派・左派と、経済では現在の生活保障と将来の社会的投資のどちらを重視しているかを有権者に聞く調査をしました。政治的な軸では、自民は明確に右派、立憲民主は左派と見られていますが、維新は中道寄りです。松井一郎代表などリーダー層は自民に近い面が強いですが、有権者には副代表の吉村洋文・大阪府知事のような実務的なイメージが強いのではないでしょうか。
経済的な軸では、立憲民主は…
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