収入倍増、禁止したら退職者増……広がる副業、会社選びの条件にも

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松浦新 編集委員・沢路毅彦
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 副業に注目が集まっている。テレワークで場所や時間に縛られない働き方が広がり、新たなつながりや収入を手にする人が増えた。自社の人材では対応しきれない仕事を任せる企業も目立つ。ただ、制度が追いついていないとの指摘もある。

記事後半では、副業を後押しする政府の動きや、労働時間の把握、労災認定などの課題も解説しています。

 自動車教習所の学科教習をオンラインで学ぶ動きが広がっている。静岡市の古庄自動車学校では、教習生がパソコンやスマホで好きな時間に映像を再生して受講できる仕組みを導入して人気を集めている。

 不適切な受講を防ぐため、AI(人工知能)がウェブカメラを通して受講生の様子をチェックする。居眠りなどに目を光らせるプログラムなどの運用を手伝うのは、リクルートの住宅情報サイト「SUUMO(スーモ)」のマンション部門で働く木全(きまた)春貴さん(40)だ。

月35時間の副業で……

 木全さんは本業の傍ら、静岡市と福島県で自動車学校の学科教習のオンライン化を手伝っている。動画の作り方やシステム業者との打ち合わせでのアドバイスもする。副業に使う時間は月12時間程度。各校とは2週に1回3時間程度、オンラインで打ち合わせる。

 ここでは本業で関わった「オ…

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この記事を書いた人
松浦新
経済部
専門・関心分野
不動産、IT、社会保障
沢路毅彦
編集委員|労働
専門・関心分野
労働問題・雇用政策