心配されていた新入りライチョウ、無事溶け込む 那須どうぶつ王国

小野智美
【動画】那須どうぶつ王国の野生復帰順化施設の屋外放飼場で、メス4羽と一緒に過ごすオスの野生ライチョウ=那須どうぶつ王国提供

 長野県の中央アルプスで生まれ、茶臼山動物園(長野市)で育った雄のライチョウ1羽が那須どうぶつ王国(栃木県那須町)にやってきて10日が過ぎた。仲間入りできるか心配されたが、雌たちの中に溶け込み、元気に動き回っている。

 どうぶつ王国の雄2羽と入れ替わりに茶臼山の雄1羽が来たのは19日。屋内放飼場で中央アルプス生まれの雌2羽と一緒にされた。

 獣医師の原藤芽衣さんによると、同居当初、お互いに警戒して、しきりに鳴き声を上げていた。

 ところが翌日、屋外放飼場につながる扉を開けると、雌2羽の後を追って外に出た。放飼場でも、ヤシャブシの冬芽を食べる雌をまねて雄もついばんだ。

 日没前、雌2羽は屋内に入ったが、雄はいっこうに入ろうとしない。待つこと1時間以上。原藤さんたちが「夜まで待つのかな」と覚悟した瞬間、雌1羽が外に向かって出入り口前まで来た。その姿を見て、雄は急いで屋内に駆け込んだ。

 原藤さんたちは「神の鳥が降臨した」と大喜び。それ以降も、雌について屋外に出ていく雄。雌たちと穏やかに過ごしているが、やっぱり屋内には戻りたがらない。再び雌が出入り口に立つと、雄はすぐに入ってきた。そんな姿を見て、原藤さんは「ひと安心です」とほほ笑んだ…

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