沖縄の新規感染者130人 米軍関係は計800人超える
沖縄県は3日、米軍関係者以外で、新たに130人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。新規感染者が100人を超えるのは9月25日以来。一方、米海兵隊基地キャンプ・ハンセン(金武町など)で始まった米軍関係者の大規模感染が九つの基地に広がり、計832人にのぼっていることが判明した。
県は、米軍由来のオミクロン株が地域に早いスピードで拡大しているとみて、警戒を強めている。
米軍から報告を受けている県によると、ハンセンでは日本側の検疫を受けずに米国から直接入国した部隊で12月15日に大規模感染が判明。感染者は3日までに計512人となった。ハンセン以外でも徐々に感染が確認され、米海兵隊キャンプ瑞慶覧(北中城村など)で計93人、米空軍嘉手納基地(北谷町など)で計82人、米海兵隊牧港補給地区(浦添市)で計35人など、九つの基地で計832人の感染が確認されている。
一方、ハンセンの日本人基地従業員で最初に確認された沖縄県内でのオミクロン株感染者は3日、新たに24人が判明して計88人となった。当初は基地にかかわりのある住民が中心だったが、次第に基地とは関係ない住民の「市中感染」が多くを占めつつあるという。
米軍関係者を除く新規感染者数は、県の集計で直近1週間の人口10万人あたり17・37人で、全国1位が続いている。
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