木村司

東京社会部次長
専門・関心分野沖縄、近現代史、司法、ジェンダー、音楽

現在の仕事・担当

法務省、ジェンダー、人権をデスクとして担当。コメントプラスのコメンテーターとしては、もっぱら沖縄についての視点をお届けしています。

バックグラウンド

2001年入社。学生時代に衝撃を受けた写真界の巨匠・東松照明の世界に導かれるように、長崎、岩国、小倉、沖縄と転勤し、ご本人とのご縁を通じて、被爆者の山口仙二さんや片岡ツヨさんの笑顔にふれ、辺野古のタコスの味を知りました。無知な私をして、「戦後日本とは何か」を現場から考えさせていただいたと今は感じています。その後、現在に至るまでは、私でしかできないこととして「沖縄」を書き続けています。知るほどに、東京からは見えにくい「いびつな国のかたち」が立ち現れ、「日本人とはなにか、このような日本人ではないところの日本人へと自分をかえることはできないか」(大江健三郎「沖縄ノート」)と内省する日々です。沖縄復帰50年に企画した「復帰50年 基地はなぜ動かないのか」は、市民団体「メディア・アンビシャス」の2022年優秀賞受賞を頂きました。
全国の教育現場や、ひめゆり平和祈念資料館などでもご活用いただいているタブロイド版「知る沖縄戦」(絶賛無料!配布中)は企画から関わり、11年目に入りました。ご意見をいただきながらよりよいものにしていければと考えています。

仕事で大切にしていること

「人にやさしく」

著作

-「知る沖縄」 (朝日新聞出版、2015年)

論文・論考

  • 『あの日、本土メディアには/頭の片隅にも沖縄がなかった』(朝日新聞社「Journalism」384号2022年5月号)
  • 『インタビュー「沖縄が」ではなく「日本社会が」 当事者意識を持って書き続ける』(NHK放送文化研究所「放送メディア研究16 沖縄「復帰」50年」2023年)
  • 『本土に広がる「沖縄疲れ」の空気 「怒り」で見逃された日本の事実』(朝日新聞社「Journalism」327号2017年8月号)
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