米側に「オミクロン株」ゲノム解析要請 沖縄基地内感染で木原副長官

坂本純也
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 沖縄県米海兵隊基地「キャンプ・ハンセン」で新型コロナウイルスクラスター(感染者集団)が発生していることに関連して、木原誠二官房副長官は21日の記者会見で、米側に変異株「オミクロン株」と判別できるゲノム解析を実施するよう要請したことを明らかにした。

 同基地では、20日までに米兵ら186人が新型コロナに感染。県によると、米軍からは、基地内にゲノム解析の機器がなく、必要があれば本国で検査するとの説明があったという。この186人とは別に、基地内に出入りする日本人従業員ら4人からは、県の検査でオミクロン株が検出されている。

 木原氏は、陽性者がオミクロン株の感染者である可能性も十分に踏まえた対応を在日米軍はしていると説明。「積極的な検査の実施、濃厚接触者の追跡、感染の恐れがある関係者の隔離、マスク着用の徹底を含む健康保護に関する措置のレベル引き上げなど、感染拡大防止のための措置を厳格化していると承知をしている」と述べた。

 その上で、木原氏は「ゲノムの解析を含めて、オミクロン株の検査実施も(米側に)要請をしているところだ」と語った。(坂本純也)

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