子どもの喜ぶ顔、実は「大人のため」かも 悩むバランス

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橋本佳奈 松川希実 田渕紫織
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 旅行から飲食店まで、「子連れ」のプランはいまやすっかり定着しました。その中で先日、「息子とデート」を押し出したある宿泊プランがSNSで批判を浴び、中止となりました。いったい、何が問題だったのか。子育て中の記者たちもひとごとには思えず、識者たちをたずねて背景を掘り下げました。そこから見えてきたのは、普段の子育てにも通じる難題。自分たちにも返ってくる話だと感じました。

 「ママと息子の初めてのお泊まりデート」

 そのプランは、こう名付けられていた。販売したのは、大手リゾート施設の運営会社。プラン自体は数年前から続いていたが、今年5月、ツイッターで言及されたのを機に批判が広がった。プランは中止され、公式サイトからも削除された。

 この運営会社は取材に対し、「本企画につきましては、企画コンセプトなど社内で見直すこととなりました。取材につきましては辞退させていただければと考えております」と回答した。

 SNS上で批判されていたポイントは、大きく分けて二つ。

①「お泊まりデート」という名前が恋愛や性愛を連想させる。「父と娘のお泊まりデート」だったら許されないのでは

②「子ども目線」に欠け、大人を満たすために子どもを利用している

 特に記者が考えさせられたのは、②の「子どもを利用している」という視点だ。

 まず、こうしたプランは特殊…

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この記事を書いた人
田渕紫織
東京社会部|災害担当
専門・関心分野
災害復興、子ども
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    中野円佳
    (ジャーナリスト)
    2021年8月8日11時8分 投稿
    【提案】

    記事中でコメントをしている中野です。「だからこそ、旅行も習い事も、子どもにとって純粋にプラスなサービス内容かどうか、親は常に意識していかないといけません」というコメントが少し言葉足らずだったかもしれません。 我が家の場合は、かなり小さ

    …続きを読む