64歳以下の接種、誰を優先? 年代・職種…地域で様々

有料記事

[PR]

 「年代」か、「職種」か――。新型コロナウイルスワクチンの高齢者への接種が進む中、64歳以下への接種について、何を重視するべきなのか。接種を担う各市区町村の考え方には、それぞれの接種ペースの加速や感染対策への姿勢がにじむ。

 人口約3万4千人の福島県相馬市。今月1日から始まった64歳以下のワクチン接種では、幅広く19歳以上を対象としている。

 市は予約方式やクリニックでの個別接種では混乱が生じるとして、市中心部の二つの体育館を会場にして集団接種を実施。市内を10地区に分け、抽選順で接種を進めている。

 10日にワクチン休暇を利用して訪れた会社員の松本智司さん(27)は、「これでひと安心」。5カ月の乳児を抱いた30代の夫婦はネット通販などを利用し、なるべく外出を控えていた。「子どもへの感染が心配だったので早く受けたかった」と話した。

 市の担当者は対象の年代を幅広くできた理由について、日時を指定した集団接種を実施している点をあげ、「予約電話の殺到や受付の混雑を避けられることが大きい」と話す。

「若者重視」や「5歳刻み」も

 東京都杉並区は「若者重視」…

この記事は有料記事です。残り1435文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    鵜飼啓
    (朝日新聞オピニオン編集長代理=国際)
    2021年6月11日21時22分 投稿
    【視点】

    私は東京都中野区に住んでいるのですが、今日接種クーポン券が届きました。16歳から64歳の人も6月28日から接種可能になるそうです。3月末まで住んでいたニューヨークでは医療従事者から始まり、65歳以上の高齢者、基礎疾患のある人、教職員や飲食店

    …続きを読む
新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]