差別発言の自民・簗氏から下村氏に謝罪「お騒がせして」
自民党の下村博文政調会長は26日の記者会見で、LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案を議論した自民党会合で差別発言をした簗和生(やなかずお)・元国土交通政務官=衆院栃木3区=から「お騒がせして申し訳ありません」と謝罪があったことを明らかにした。
複数の出席者によると、簗氏は20日の党会合で「生物学的に自然に備わっている『種の保存』にあらがってやっている感じだ」と述べた。その後、簗氏は朝日新聞の取材に書面で「ご照会頂いた会議は非公開のため、発言についてお答えすることは差し控えさせて頂く」とコメントしていた。
下村氏は会見で「どんな発言をどうしたかということは本人にも言われていないし、私も聞いていない」と発言内容は確認していないと説明した。
また、下村氏は「理解増進」法案の件ではないと前置きしたうえで、26日にあった党の政調全体会議で「マスコミ非公開の会議での議員発言を、他の議員が(会議の)外でこう言った、ああ言ったと(表に出すと)いうことは控えるべきだ」との意見が出たと紹介。それを受け、下村氏が「(非公開会議での)ほかの方の意見を言うことは、議会人としてはルール違反になるのではないか」と注意喚起をしたことも明かし、「意見が萎縮する」と語った。
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