リコール不正、元県議の事務局長を逮捕 署名偽造容疑

愛知リコール不正

[PR]

 愛知県大村秀章知事へのリコール署名偽造事件で、愛知県警は19日、運動団体事務局長で元県議の田中孝博容疑者(59)を地方自治法違反(署名偽造)の疑いで逮捕した。また、偽造にかかわったとして、事務局関係者ら数人も同容疑で逮捕する方針だ。

 リコール署名は昨年8月、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長らが集め始めた。約43万5千筆を提出したが、県選挙管理委員会が今年2月、約83%にあたる約36万2千筆に無効の疑いがあるとの調査結果を公表。県警は同月中にすべての署名簿を押収し、同法違反容疑で捜査していた。

 田中元県議は運動団体の事務局長として、署名簿の管理、資金集めなど活動全般を取り仕切ったとされる。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません