街中にぽっかり、深さ76メートルの大穴 リニア非常口
初見翔
【動画】リニア中央新幹線の坂下非常口を報道陣に初公開=岩下毅、初見翔撮影
JR東海は24日、品川(東京)―名古屋間で建設を進めるリニア中央新幹線の「坂下非常口」(愛知県春日井市)を報道陣に公開した。本体トンネルの掘削を始める拠点として2017年5月に着工、今年10月に完成した。完成後の非常口が公開されたのは初めて。
坂下非常口は名古屋駅から約18キロの地点に設けられ、直径約36・9メートル、深さ約76・4メートル。今後、シールドマシンと呼ばれる機械を搬入し、来年12月ごろに名古屋方面に向かってトンネル掘削を始めるという。リニア新幹線の開通後はトンネル内の換気や異常時の避難路などとして使われる。
同じく深さ40メートル超の「大深度地下」を利用したトンネル掘削では、東日本高速道路の工事で東京都調布市の市道が陥没する事故も起きている。この点についてJR東海の田中雅裕担当部長は「情報を集めて必要な対策を講じ、住民にしっかり説明したうえで工事を進めたい」と話した…
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