女性登用、遠い3割 政府が2025年の数値目標案示す

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岡林佐和
【動画】政府が年内に決める「男女共同参画基本計画」。どのような内容になる?男女平等、日本の現状は?解説します。
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 政府は24日、2025年に達成を目指す女性登用の数値目標案を示した。管理職や政治家などのリーダー層を指す「指導的地位」の女性比率を3割に高める時期を、「20年代の可能な限り早期に」と掲げ直す次の男女共同参画基本計画に向けて、具体的な目標を挙げた。ただ、なお3割に遠く及ばない分野も目立つ。

 内閣府で開かれた、基本計画の策定専門調査会に示した。12月に閣議決定する予定の、来年度から5年間の第5次男女共同参画基本計画に盛り込む。

 管理職をめぐる指標は、民間企業は課長級で18%とした一方、係長級で30%を目指すとした。一方、中央省庁では本省の課長級で10%、課長補佐級でも17%を掲げるにとどまった。

 政治分野では、国会議員の女…

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この記事を書いた人
岡林佐和
経済部
専門・関心分野
税と社会保障、ジェンダー平等政策