島根の「ばたでん」一筋50年、応援団長から駅に贈り物

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浪間新太

 島根県松江、出雲両市を走る一畑電車公認の応援団長、玉井謙治さん(61)=出雲市=が8日、無人駅、秋鹿町駅(松江市秋鹿町)の駅名標を寄贈し、ホームの柱に取り付けられた。玉井さんが業者に制作を依頼し、古い駅の風合いに合うよう、レトロな感じも表現した。玉井さんの50年来の「ばたでん愛」とは――。

 この日、秋鹿町駅であった駅名標の寄贈式で、玉井さんから、●(くさかんむりの下に列)田(かりた)満夫社長に手渡された。

 玉井さんは「一畑電車への思いを込めた。設置されて感動です。駅名標を通して応援できればうれしい」。●(くさかんむりの下に列)田社長は「大変ありがたい。これをきっかけに全国の人に秋鹿町駅、一畑電車の魅力を知ってもらい、実際に訪れてほしい」と話した。

 寄贈した駅名標は計5枚。縦75センチ、横13センチのアルミニウム製。ひらがなで「あいかまち」と記されている。今年7月、広島県尾道市の業者に制作を依頼。味のあるさびの風合いを着色で表現した。制作料は1枚5千円という。

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この記事を書いた人
浪間新太
国際報道部
専門・関心分野
ロシア政治・外交、ウクライナ情勢、国際法