佐賀)新幹線「五つのアセス」提案、三つは法令上不要
福井万穂 平塚学
九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の新鳥栖―武雄温泉間の整備をめぐり、国土交通省が佐賀県に提案した「五つの整備方式に対応できる環境影響評価(アセスメント)」。ただ実際は、フル規格とミニ新幹線を除く三つは法令上、アセスは必要ないという。国交省の担当者は「『対応できる』という表現は、五つ全てについてアセスをやるという意味ではない。実施するのは4方式だ」と説明している。
山口祥義知事は、フルとミニに加え「フリーゲージトレイン(FGT)」「リレー方式」「スーパー特急」の5択での協議を要求。国交省の提案は、この意向に沿うように見える。
しかし17日の県議会一般質問で、南里隆・地域交流部長は「在来線を利用するFGT、スーパー特急、リレー方式もアセスが必要か疑問」と答弁し、矛盾点を指摘した。
国交省は2018年3月、与…
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