(評・舞台)シス・カンパニー「死と乙女」 抑制と激情、スリリングに

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 悲痛にしてエレガント。宮沢りえが、レイプした(らしい)男に復讐(ふくしゅう)する情念と、自分の魂を癒やし、未来に向けて尊厳を保とうとするデリケートな心を、冷たい抑制と激情の炎をまじえて好演する。ハリネズミのように全身、トラウマのとげを震わせる。

 軍事政権が崩壊して民主政府が発足したチリを背景にし…

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