女性宮家創設に「賛成」半数 皇位継承論議が本格化、世論を振り返る

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磯田和昭
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世論に見る平成の内閣76

 朝日新聞は1946年から世論調査を実施しています。過去の調査を繰り、歴代内閣を振り返るシリーズを随時配信します。

     ◇

 安定的な皇位継承と皇族数の確保をめぐる議論が与野党とも活発になっています。衆院議長が昨年12月、議論を深めてほしいと求めたのがきっかけです。焦点の一つは、女性皇族が結婚後も皇室に残れるようにする「女性宮家」の創設。朝日新聞の5年前の世論調査(郵送)では、創設賛成がちょうど50%でした。

 女性宮家など皇室に関する制度改革について、朝日新聞のまとまった世論調査は、2017年と19年のいずれも3~4月に郵送で実施しています。

 女性宮家の賛否は、「いまの皇室典範では女性皇族は民間人と結婚すると皇室を離れる」と説明したうえで聞いていて、17年が賛成49%対反対40%。19年が50%対37%と2回とも同じような傾向でした。

 女性宮家の創設をめぐっては…

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    辻田真佐憲
    (評論家・近現代史研究者)
    2024年5月2日10時40分 投稿
    【視点】

    近年、保守派が女系反対(と旧皇族の男系男子復帰)の大キャンペーンを張っています。女系になると万世一系が途絶えるという理屈です。2019年の世論調査では女系容認の意見が強かったようですが、それが現在どのように変化しているのか。他社の世論調査な

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