(俳句時評)言葉の働き 阪西敦子

有料記事

[PR]

 俳句の「言葉の働き」に注目した二冊を紹介したい。

 一冊目は『俳句がよくわかる文法講座』(文学通信)。日本文学者の井上泰至と俳人の堀切克洋による共著。豊富な例句に即して、文語文法の多彩な時間表現や、かなづかいの背景、口語の効果へ、実践的な解説は及ぶ。

 過去の助動詞とされる「き」を使った正岡子規の…

この記事は有料記事です。残り508文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら