(書評)『[治安維持法の歴史1] 治安維持法の「現場」 治安維持法事件はどう裁かれたか』

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 ■司法の各段階で解明、全体像へ

 法律は時として、法の名の下で人権蹂躙(じゅうりん)を国家に許す。敗戦まで20年に及ぶ治安維持法の歴史は、その最たるもの。「国体」変革を目指す動きに関係ありと官憲が見なせば、強引な理屈で断罪された。当初の目的である共産党の弾圧を超えて、戦時中には教育・宗教の小集団や…

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