(声)核廃絶、変わらぬ貫主の思い

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 無職 佐久間幸男(千葉県 86)

 反核の署名簿を置く寺の塔が緑の中に屹然(きつぜん)と在る

 29年前、高校教員だった私が修学旅行の引率で京都の清水寺を訪れた際、詠んだ一首である。2年後、ある短歌大会に投じたところ、望外にも入選の通知をもらえた。

 その旨をはがきにしたためて清水寺へ送ったところ…

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