(声)今こそ読みたい「夜明け前」

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 主婦 宮原誠子(神奈川県 73)

 6月28日「天声人語」を読み、私と同じ心境の人がいたことに驚いた。島崎藤村の大作「夜明け前」をいつか最後まで読みたいという話だ。

 五十数年前に出た文学全集の1冊に、何度も挑戦しては挫折した。「木曽路はすべて山の中である」の書き出しが時折、ふと頭の中に出てくるほ…

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