(評・映画)「戦火のランナー」 走り続ける人生に希望見た

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 体裁はドキュメンタリーなのだが、中身は凡百の劇映画をしのぐ実にドラマチックな作品である。

 グオル・マリアルは1984年、内戦さなかのスーダンに生まれた。村は焼かれ、子供たちはさらわれた。グオルが8歳の時、両親は彼ひとりだけ村から逃がす。彼は武装集団に捕まるのだが、夜明けに走って逃げる。軍人にだま…

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