(書評)『発達障害はなぜ誤診されるのか』 岩波明〈著〉

有料記事書評

[PR]

 ■あいまいな境界、連続する症状

 「親の育て方が悪いからだ」といった発達障害への誤解は減った。代わりに「片付けが苦手」というような一面的な特徴が独り歩きしている感は否めない。自身への反省を込めていえば、人を先入観で見てしまった経験もなくはない。

 本書で紹介される豊富な事例を読めば、生半可な知識…

この記事は有料記事です。残り754文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら