(多事奏論)感染症と為政者 人々のため、科学重視した歴史 駒野剛

有料記事

[PR]

 昨年12月30日、菅義偉首相は東京・赤坂の書店で数冊の書籍を買った。その中に歴史家磯田道史氏の「感染症の日本史」(文春新書)があった。コロナ禍のかじ取りを担う人なら既に読んでいると思ったが読まないより読んだ方がよい。先人がパンデミックといかに闘ったのかが分かるからだ。

 私は天然痘に立ち向かう東北…

この記事は有料記事です。残り1477文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら