(現場へ!)アイヌの魂:2 自然・共生…口承文芸、脈々と

有料記事

[PR]

 文字を持たなかったアイヌ民族は物語を口承で伝えてきた。親から子へ、子から孫へ受け継がれてきたのは卓越した記憶力があったからだろう。その才能を文学という世界で開花させたのが北海道・登別で生まれた知里幸恵(ちりゆきえ)である。

 言語学者金田一京助に見いだされ、本を出版する目的もあり、1922年5月…

この記事は有料記事です。残り1186文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら