(書評)『猫と東大。 猫を愛し、猫に学ぶ』東京大学広報室〈編〉 『ネコの博物図鑑』サラ・ブラウン〈著〉

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 ■人との「関係の絶対性」問い直す

 人はネコとして生まれ人間になる。猫はネコとして生まれネコのままである。

 出生とともに「人間の尊厳」を享受する乳児と、能力は同等なのに法律上は「物」として扱われる猫。両者の間に横たわる関係の絶対性を疑うこと。それが、主客を書名において転倒させた『猫と東大。』と…

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