聞いたこともないか、忘れ難いか。ジョン・ファンテの作品にその中間はない、と米紙が書いていた。ついに日本語版が出た『ロサンゼルスへの道』(栗原俊秀訳)は、ビートの先行者ファンテが1930年代半ばに書き、83年の没後に日の目を見た小説である。
めっぽう面白い。と言っても筋らしい筋があるわけではない…
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