(男のひといき)私たちなりの見送り

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 8月下旬の午前3時、母が入院していた病院から、母が亡くなったと電話があった。享年95。老衰だったという。ろうそくの火が静かに消えるようだったろう。

 私が最後に母に会ったのは、2月末だった。寝たきりの状態で、「お母ちゃん、来たよ」という呼びかけにも、うっすらと目を開けるだけだった。3月以降、新型コ…

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