月めざす各国の競争激化、なぜ今再び? 「世界初」成果も相次ぐ

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佐々木凌

 世界初の月の裏側からのサンプルリターンをめざし、中国が3日、探査機「嫦娥(じょうが)6号」を打ち上げた。月面探査をめぐる各国の競争は近年、激しさを増している。

 世界で初めて月面着陸に成功したのは1966年。旧ソ連の探査機「ルナ9号」だ。69年には米国の「アポロ11号」で人類が初めて月に降り立った。

 アポロ計画の後、巨額のコストがかかる月探査は空白期が続いた。だが近年、再び月をめざす各国の競争が激しくなり、「後発組」も存在感を強めている。

 無人探査では、「世界初」の…

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