(書評)『リベラリズム 失われた歴史と現在』 ヘレナ・ローゼンブラット〈著〉

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 ■仏独から最良の過去を救い出す

 芸術家の街モンマルトルの丘の上に屹立(きつりつ)するサクレ・クール寺院。映画「アメリ」の舞台としても知られるパリの観光名所だ。しかし、聖なる心臓(サクレクール)は、フランス革命以降、王とカトリックによる反革命のシンボルだった。「左翼の牙城(レフトウィングエリア)」…

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