(声)思い出の味 かみしめた、1枚のビスケット

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 ■みんなで語ろう 思い出の味

 無職 小野昭二(三重県 82)

 戦時中、母は不治の病と言われた結核に侵されていた。母は2キロぐらい離れた隣町の医院に通院して、いつも「黒い鉄の粉」のような薬を飲んでいたのを覚えている。

 1944(昭和19)年5月ごろ、母の通院に連れて行ってもらった。30分ぐら…

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