(書評)『すべて内なるものは』 エドウィージ・ダンティカ〈著〉

有料記事書評

[PR]

 ■ハイチの長い苦悩と一瞬の輝き

 ハイチ出身でアメリカ人女性作家であるエドウィージ・ダンティカ。我が国でその名はけしてメジャーとは言えないが、小説は翻訳されてたくさん出ている。私も愛読者の一人だ。

 受賞歴も華やかな彼女の小説は、ほぼ常に祖国である中米ハイチとアメリカのどちらか、あるいは両国を舞台…

この記事は有料記事です。残り776文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら