(声)広島原爆の日 被爆者への思い、母の死を機に

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 主婦 丹野美智子(神奈川県 77)

 間もなく母の五十年忌が来る。母は末期の肺がんで、放射線治療のかいなく亡くなった。「熱い、熱い」と訴えていた胸に触れてみると、人肌のような温かみを感じた。放射線は両刃の剣だ。母の亡骸(なきがら)のそばで、その威力を感じた。

 その後は母を思うとき、広島・長崎で被…

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