(社説余滴)気象庁OBの警告の重み 前田史郎

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 「我々の実力不足だった」。気象庁の関田康雄長官は、7月15日の記者会見でそう語った。同月4日、熊本県南部を襲った豪雨の予報に関してだ。だが、本当にそうだろうか。

 確かに気象庁は線状降水帯による大雨を予測できなかった。一方で、兆候に気付いて、警告を発していた人はいた。

 前日の3日夕のこと。八代河…

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