(特別展「きもの KIMONO」)西川祐信「柱時計美人図」

[PR]

 ◆西川祐信(すけのぶ)「柱時計美人図」 江戸時代・18世紀

 白綸子(りんず)地に墨絵の菊模様、紅と浅葱(あさぎ)で染め分けた鹿の子絞りの小袖をまとい、金更紗(さらさ)の帯を前結びにした女性。柱時計の分銅のひもを結ぶのは、針を進ませないためか。時が来れば別れなければならない人を思う切ない心情を描いたとされる。浮世絵師・西川祐信の代表作の一つ。

     *

 東京国立博物館 8月23日まで

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら