(男のひといき)紫陽花のときめき

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 紫陽花(あじさい)が好きだ。それも青に限る。そぼ降る雨の石畳に映えて美しい。

 半世紀以上も前の高校生のころ、雨のバス停で待ってくれていた、赤いレインコートの少女の愛らしい笑顔が今も脳裏を離れない。

 少女は三つ年下の中学生。淡い好意を寄せていた私は、学校の帰りに会いたいと、日時と場所を書いて少女…

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