(書評)『死者との対話』 石原慎太郎〈著〉

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 ■知の侮蔑の果て、責任が主題に

 米寿を前にしても、著者の創作意欲は全く衰えをみせない。若き日の会心作「ファンキー・ジャンプ」の時代に「俺は戻るぞ」と宣言して、「今一番痺(しび)れて興味がある」「最後の未知」「最後の未来」としての「死」の主題に取り組んだのが、本作である。表題作を含む7本の短編を収…

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