(書評)『米寿を過ぎて長い旅』 山折哲雄〈著〉

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 宗教学者で評論家の著者が、専門家らしい考えとウィットに富んだ姿勢で書いたエッセーをまとめた。

 例えば「座の文化」について。ロダンの「考える人」は背を丸めているが、京都市広隆寺にある半跏思惟(はんかしゆい)像は、椅子に座り片腕を上げ、背筋を伸ばすポーズで、中国や朝鮮半島に見られる座法をしている…

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