作家デビューする前の新聞記者時代は、事件取材に明け暮れたという。伊兼(いがね)源太郎さんの『事件持ち』(KADOKAWA)は、被害者遺族や当局との関係など、事件報道をめぐる今日的なテーマに正面から向き合ったミステリーだ。

 入社2年目の記者、永尾哲平は、受け持ちの警察署管内で起きた連続殺人事件を取…

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