(書評)『日本文学を読む・日本の面影』『黄犬交遊抄』 ドナルド・キーン〈著〉

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 ■96年、書き続けてなお「余白」の心

 日本語の美しさに、私は本当に気づいていたか。私たちは日本の文化や文学に誇りを抱き、大切にしているか。グローバル化の波に流され、目先のことにとらわれて長く継承してきた宝物をないがしろにしてはいないだろうか。

 ドナルド・キーンという稀有(けう)な文学者は、昨年…

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