折々のことば:1696 鷲田清一

有料記事折々のことば

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 広大な土地に暮しているが、一人一人の行動範囲はネズミのそれのように固定され……わずかな身のまわりを用心深く眺めまわすだけ

 (開高健)

     ◇

 1964年東京オリンピックの直後、作家はこう書いた。膨張し続けるこの都会で「熱と埃(ほこり)と響きと人塵芥(ひとごみ)」の中を浮き沈みする人々は…

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