(時代の栞)「大往生」 1994年刊・永六輔 長寿社会の死生観

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 ■「死に方ってのは、生き方です」

 「ありがとう。でも本を書くというのが苦手で……。ラジオ屋の永六輔

 1992年5月、岩波新書の編集長だった坂巻克巳さん(72)のもとに、はがきが届いた。文面はこれだけ。執筆依頼への返答だった。

 「社員食堂での会話がきっかけです。前夜のテレビ番組で永さんが『…

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