■「死に方ってのは、生き方です」
「ありがとう。でも本を書くというのが苦手で……。ラジオ屋の永六輔」
1992年5月、岩波新書の編集長だった坂巻克巳さん(72)のもとに、はがきが届いた。文面はこれだけ。執筆依頼への返答だった。
「社員食堂での会話がきっかけです。前夜のテレビ番組で永さんが『…
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「社員食堂での会話がきっかけです。前夜のテレビ番組で永さんが『…
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