(書評)『エリ・ヴィーゼルの教室から 世界と本と自分の読み方を学ぶ』 アリエル・バーガー〈著〉

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 ■狂気迫る社会で傍観者は共犯者

 ホロコーストの証言者であり人権活動家としても名高いエリ・ヴィーゼルが、愛の反対は無関心だとしてこれを強く非難したことはよく知られている。怒りや憎しみは、対抗し反発する気持ちをかきたてるが、無関心は何の反応も喚起しない。無関心は敵を利するだけ、すべての終わりだ。

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