絶え間ない越境、自由な想像力 2018年ノーベル文学賞、トカルチュクさん 沼野充義・東大教授寄稿

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 ■沼野充義・東大教授(ロシア東欧文学)寄稿

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 二〇一八年のノーベル文学賞は、一年遅れで、ポーランドの女性作家オルガ・トカルチュクに決まった。彼女は菜食主義のフェミニストとして知られる。となるとこの選考結果は、ノーベル委員会を巻き込んだセクハラ・スキャンダルを意識したものとも思えるが、私の見るとこ…

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