J1町田の黒田監督にパワハラの疑い Jリーグがクラブに調査を要請
サッカーJ1のFC町田ゼルビアの黒田剛監督(54)が、選手らに対しパワーハラスメント行為をしていた疑いがあり、Jリーグが町田側に調査と報告を求めていることがわかった。Jリーグには複数の情報が寄せられており、今後、関係者への事情聴取を含めた直接調査に着手する可能性がある。
関係者によると、日本サッカー協会が設置している相談窓口に複数の通報があった。Jリーグは具体的な証言としてパワハラの疑いがあると認識し、町田側に調査と報告を要請している。
一部週刊誌の電子版が6日にパワハラ疑惑を報じたことを受け、町田は公式ホームページやSNSで声明を発表。「極めて悪質な記事で大変遺憾。パワハラは事実無根である確認が済んでいる」と疑惑を否定した。さらに、クラブとは利害関係がないとする「特別調査委員会」による報告書を公表した。
6日に本拠であったJ1町田―川崎戦後の記者会見では、クラブ広報が試合以外の質問は受け付けないと取材陣に通告。黒田監督に対して「週刊誌報道をどう受け止めるか」という質問があったが、クラブ広報が「こちらに関してはお断りさせて頂きます」と答えた。
黒田監督は青森山田高を高校サッカー界屈指の強豪に育て、2023年に当時J2だった町田の監督に就任して優勝。J1初年度の24年も3位に導いた。
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