日経平均、小幅な値動き NYダウは900ドル超下落
ニューヨーク=杉山歩 伊沢健司
21日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業で構成するダウ工業株平均は前週末より971.82ドル(2.48%)下落し、3万8170.41ドルで取引を終えた。下げ幅は一時1300ドルを超えた。トランプ米大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長への批判を強め、金融政策の先行きに対する不安が市場に広がっている。
米大企業を幅広く網羅するS&P500指数は、2.36%下落した。半導体大手のエヌビディアが4.51%下げるなど、ハイテク株が大きく値下がりしたほか、幅広い銘柄に売りが出た。
トランプ氏は21日、自身のSNSにパウエル氏への批判を投稿。「インフレ(物価高)はほぼ存在しない。ただ、遅すぎる男、敗者が今利下げをしない限り、経済は減速しうる」などと主張し、改めて利下げを迫った。
トランプ氏はパウエル氏にた…