ついにスーパーに並んだ備蓄米 表示なし、銘柄米より1千円ほど安く

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山田暢史
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 米価の高騰を受け、初めて放出された政府備蓄米の店頭販売が始まった。

 29日朝、横浜市の大手スーパーには、5キロ入りのブレンド米が10袋ほど積まれた。袋の表には銘柄名が書かれていない。スーパーによると、備蓄米が含まれた商品だという。「コシヒカリ」や「あきたこまち」など銘柄米は税込みで4千円を超える中、価格は同3542円と、1千円ほど安い。

 銘柄米の袋には産地が具体的に記載されているが、備蓄米の産地や品種は「複数原料米 国内産」となっている。法令上の問題は無く、精米時期は放出後の3月下旬、販売者は東京の大手卸会社だった。備蓄米表示のルールはないが、JA全農は「混乱を避けるため」として、非表示で店頭販売することを求めている。

■九州、中部でも販売へ…

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この記事を書いた人
山田暢史
東京社会部|メディア担当
専門・関心分野
農林水産業、食、武道、災害
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